2022年2月25日発売の「バトルリージョン」に収録される新規ポケモンVSTARの「ヒスイダイケンキVSTAR」の考察と評価。強力な技の「むじひなやいば」を生かすために一緒に使いたいカードや、ダイケンキの良さを引き出すためのカードなども紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
「VSTAR(ブイスター)ってなに?」という方は先に「ポケモンV STAR(Vスター)」とは?|ポケモンカード新要素【初心者向け】の記事で、VSTARについて、まとめていますのでそちらをご覧ください。
バトルリージョンの新規カード「ヒスイダイケンキVSTAR」について
S9a 053/067 ヒスイダイケンキVSTAR
S9a 053/067 ヒスイダイケンキVSTAR
ヒスイダイケンキVSTARとは、2022年2月25日(金)に発売の強化拡張パック「バトルリージョン」に収録されている新しい「ポケモンVSTAR」です。
基本のレアリティは「RRR(トリプルレア)」。ヒスイダイケンキVから進化するポケモンです。
進化前のヒスイダイケンキVは特に強くないのでこのポケモンで戦うことはほぼないと思います。
ヒスイダイケンキVSTARの通常の技「むじひなやいば」は、悪エネルギーが2個で使える技。必要なエネルギーの数が少ないので相手より早く攻撃をできます。
追加の効果で「相手にダメカンが乗っているなら」合計で220ダメージ出せるので、早い段階から相手のポケモンVを1撃できぜつさせることができる使いやすく強い技です。
現在のポケモンカードゲームで強力なデッキの「ミュウVMAX」に弱点をつける悪タイプの点も嬉しいですね。
悪悪 むじひなやいば 110+
相手のバトルポケモンにダメカンがのっているなら、110ダメージ追加。
VSTARパワーの「特性 ザンゲツスター」は、相手のポケモン1匹にダメカンを4個乗せることのできる特性です。
VSTARパワーなので1回しか使うことができませんが、追加効果の条件を満たすことが出来て、「ザンゲツスター+むじひなやいば」で合計260ダメージまでのポケモンを倒すことが出来ます。
ですが、HP260のポケモンは少ないので他のカードと組み合わせて、ポケモンVMAXを1回で倒す動きも狙っていきたいです。
特性 ザンゲツスター
自分の番に使える。相手のポケモン1匹に、ダメカンを4個のせる。
収録パック
ポケモンカードゲーム ソード&シールド
強化拡張パック 「バトルリージョン」
発売日 2022年2月25日(金)
定価
1パック 260円(税込)
1BOX 20パック入り 5,200円(税込)
「ヒスイダイケンキ」ってなに?
「ヒスイダイケンキ」とは、2022年1月28日(金)に発売されたNintendo Switch専用ソフト『Pokémon LEGENDS アルセウス』のゲームで新登場したダイケンキの新しい姿です。
ダイケンキは「ミジュマル」→「フタチマル」→「ダイケンキ」というように、ミジュマルから進化するポケモンです。
「ミジュマル」→「フタチマル」→「ダイケンキ」の初登場は、ニンテンドーDS用のゲームソフト『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』。BWのゲームの御三家(御三家=ゲーム内で博士などから3匹の中から1匹を選んでもらえる最初のポケモン)です。
このミジュマルから進化するダイケンキが『Pokémon LEGENDS アルセウス』のゲームでは「ヒスイのすがた」として、見た目が変わり新しい姿で登場しました。
こうして見比べてみると「ヒスイダイケンキ」の方がかなり凶暴そうですね。見た目的にも強そうに見えるので個人的には「ヒスイダイケンキ」の方が好きです。
ちなみに、新作ゲーム『Pokémon LEGENDS アルセウス』には早期購入特典として、現在のポケモンカードゲームの大会環境でも上位の一角として活躍している「アルセウスV」の通常カードとは違うイラストの「プロモ」がついてきます!まだ手に入れてない方は是非。
「ヒスイダイケンキVSTAR」と一緒に使いたいカード
「むじひなやいば」の追加効果の条件を満たすためのカード
「むじひなやいば」の追加効果の条件を満たすためのカードは「ガラルジグザグマ」と「クイックシューターのインテレオン」が一番使いやすいと思います。
ジグザグマを使う場合は「回収ネット」が必要になり「回収ネット」をサーチするのに「インテレオン」の進化前の「ジメレオン」も相性がいいです。
クイックシューターのインテレオンをまで進化させてしまえば毎ターン「むじひなやいば」の条件を満たすことができます。
序盤にはジメレオンで「ボスの指令」を手札に持ってくる動きも出来るので「ヒスイダイケンキ」のデッキでやりたいことを安定して出来る組み合わせが「ジグザグマとメッソン、ジメレオン、インテレオン」のカードだと思います。
「アブソル」は、悪エネルギー1つで相手のポケモン全体にダメカンを乗せることができるので、相手のポケモンが出揃った状態で1度「うずまくわざわい」を使えばそれ以降追加条件を満たすことを意識しなくて済むので、デッキ枚数の枠的にクイックシューターのインテレオンなどを使いたくない場合の候補としておすすめです。
ここで紹介しているカード以外でも相手のベンチポケモンなどにダメージを与えるポケモンは多数いますので他にも探してみたい方はポケモンカード「ベンチ攻撃出来るカード」まとめの記事も合わせてご覧ください。
与えるダメージを増やすためのカード
与えるダメージを増やすためのカードとしては「こだわりベルト」と「かがやくルチャブル」しかないと思います。
ヒスイダイケンキVSTARだけで出せるダメージは260(ザンゲツスター使用時)なので、このダメージでは相手のポケモンVMAXを倒すのに2回攻撃が必要になります。
序盤は相手も準備が整っていないので「ジグザグマとむじひなやいば」で230与えれば相手のポケモンVは倒していけると思いますが、ゲームが進むにつれてHPの高いポケモンVMAXも出てくることを考えると、終盤に与えるダメージを増やして相手のポケモンVMAXを1回で倒す動きも狙っていきたいところ。
「かがやくルチャブル」がベンチにいて、「ヒスイダイケンキにこだわりベルト」をつけた状態で、クイックシューターとザンゲツスターで60ダメージを与えたポケモンに「むじひなやいば」を使えば、340ダメージまで出せるので、相手のポケモンVMAXを1回で倒す動きも取れるようになります。
その他、一緒に使いたいカード
「ヒスイダイケンキVSTAR」の技を使うエネルギーが少ないという長所を生かすためのカードが「ダークパッチ」です。
ダークパッチは「スターターセット ダークライ」に収録されます。悪タイプ限定ですが通常より多くエネルギーをつけることができるようになる「エネルギー加速」のカードです。
「ヒスイダイケンキVSTAR」がいくら技を使うエネルギーが少ないからといって、エネルギーをつけることが出来ないターンが来てしまうのが嫌なので、山札から基本エネルギーを手札に持ってこれる「エネルギー転送」とトラッシュの基本エネルギーを手札に回収出来る「トレーニングコート」も採用したいです。
同じ日に発売される商品
「ヒスイダイケンキVSTAR」が収録されるバトルリージョンの発売日には「スターターセットVSTAR ルカリオ」と「スターターセットVSTAR ダークライ」も同時に発売されます。
スターターセットVSTAR ダークライに収録される「ダークライVSTAR」は「ヒスイダイケンキ」と同じ悪タイプのポケモンなので一緒のデッキとして使っても面白いかもしれません。
こちらのデッキ2種については
「ルカリオVSTAR」2022年2月25日発売のスターターセットに収録の記事と
再録と新規が強い「スターターセットVSTAR ダークライ」でまとめています。
どちらの「スターターセット」も初心者の方にオススメなのであわせてご覧ください。
「ヒスイダイケンキVSTAR」の評価
軽いエネルギーで使える「むじひなやいば」が強い。相手の進化前のポケモンVを早い段階からどんどん倒していくことができるカード。
VSTARパワーの「ザンゲツスター」は、ダイケンキの低い打点と追加ダメージを与える条件を満たすものになっているので、ダイケンキメインのデッキで最後まで十分戦えるカードになっています。
現在の大会環境に多い「ミュウVMAX」に弱点をつける悪タイプな点もいい。
・低い打点
・できれば毎ターン追加効果の条件を満たす
以上の2点を克服できるとかなり強いデッキになると思います。